IPL光治療(新しいドライアイ治療)
IPL光治療(新しいドライアイ治療)
涙は、涙腺から分泌される涙液層とまぶたのマイボーム腺から分泌される油層にて構成されています。
涙の油分はベールのように涙の蒸発を防ぐ役割を果たしていますが、マイボーム腺の出口が何らかの原因で詰まると涙の油分が不足し、ドライアイやものもらいを引き起こします。
これが「マイボーム腺機能不全(MGD)」です。
MGDが引き起こすドライアイやものもらいの治療には様々なものがありますが、
近年、新たな治療方法として「IPL光治療」が注目されています。
Intence Pulsed Light(IPL)という特殊な光を照射することによって、
マイボーム腺のつまりを解消しドライアイやものもらいの症状を改善します。
IPLのMGDへの効果として以下の効果が期待できます。
・炎症を抑える効果
・温熱効果でマイボーム腺のつまりを溶かす効果
・デモデックス(顔ダニ)やアクネス(細菌)を減少させる効果
・肌のコラーゲンを再生し、マイボーム腺の機能を修復させる効果
当院では高性能IPL治療機「AQUACEL(アクアセル)」を導入しています。
まぶたにIPLの特殊な光を照射することで、マイボーム腺を温めて凝り固まった詰まりを解消し、
十分な油分が涙にいきわたるようにします。
肌にやさしい光を当てるだけですので、患者さんへの負担は小さくて済みます。
霰粒腫の治療としてはまずは点眼液や軟膏による治療を行い、改善が見られない場合はステロイド注射やメスで切開などを行うのが一般的ですが、切開に代わる新たな治療法として近年「IPL光治療」が注目されています。
IPLの特殊な光をまぶたに照射することで、マイボーム腺の働きを改善させ、霰粒腫を退縮させる効果が期待できます。
セルフケアとして「マイボシャンプーTea Tree1.0」を使用し毎日目元を洗うことで治療効果のアップが見込めます。
Tea Treeが1.0%配合されていることで抗炎症作用およびデモデックス(顔ダニ)を減少させる効果があり、また、マイボーム腺の詰まりも防ぐことができます。花粉症対策にもおすすめです。
※当院でも購入可能
① 施術部位のメイクを落とします
② 眩しさ防止のため専用のアイパッチを装着します
③ 肌を保護するため照射部位にジェルを塗布します
④ IPLを照射します(施術時間:5分程度)
フラッシュのようなまぶしさやゴムでパチンと弾かれた程度の痛みがあります
⑤ 照射終了後、アイパッチを外し、ジェルを拭き取ります
⑥ 施術直後から洗顔・メイクが可能です
治療間隔は約3~4週おきで1クール4~5回を推奨しております。
継続して施術することで効果を高めることができます。
・光過敏症の方、光過敏を促す薬を服用している方
・強い日焼けをしている方
・妊娠中の方
・糖尿病性合併症および重度の皮膚疾患がある方
・照射後は紫外線からお肌を守るため日焼け止めを塗るようにしてください
・熱いお風呂や激しい運動は5日程度控えてください
・お肌の保湿を行ってください
片眼(1回) 3,300円
両眼(1回) 6,600円