目の病気も早期発見・早期治療が大切

目の病気では、ほとんど自覚症状の無いままに視力が大きく低下していたり、視野狭窄（見える範囲が狭くなる）が進んでいたりするケースが少なくありません。また、受診は早ければ早いほど、病状を早期に改善したり、進行を食い止めたりできる範囲が広がります。病状が進行してから治療するよりも、治療にまつわる患者様の負担もずっと軽くなります。目の病気についても、やはり早期発見・早期治療が大切です。

様々な目のお悩みに対応できる地域のかかりつけ医を目指しています。患者様の緊張や不安な気持ちを和らげられるよう、親身になってお話を伺うとともに、現状や治療方法についても丁寧にご説明致します。目に関わるどのような些細なことでもどうぞご遠慮なくご相談ください。

• 視力低下
  急激な見え方の悪化や進行性の場合には早急な受診が必要です。眼鏡の調整で解決できる場合もありますが、まずは受診して原因を解明することを強くお薦めします。
• 眼の痛み
  眼の赤みを伴う強い痛みは様子をみないで早めに受診して下さい。吐き気を伴う場合や視力低下など他の症状を伴う場合は速やかな受診が必要です。
  脳外科の救急外来を受診される場合もありますが、原因が特定できない場合は、眼科も受診して下さい。
  コンタクトレンズの誤った装用後の痛みは、放置せずに受診して下さい。
  電気溶接やゴーグルなしのスキーの後などに暫くしてからおこる涙を伴う激しい痛みは、受診により大幅に軽減できる場合が多いですので、早めにご相談下さい。
• 眼が痒い
  多くはアレルギーですが、眼科医の管理下にないステロイドの点眼は大変危険です。最近は新しい有効な薬も出ていますので、是非一度眼科を受診して下さい。
• 眼が赤い
  他に症状が全く無い場合は無害な出血のこともありますが、涙、眼脂、痛み、眩しさや視力低下などの症状がある場合は治療が必要ですので、早めに受診して下さい。
• 涙の異常
  想像されるよりも多様な原因がありますので、対応も点眼から手術まで様々です。受診をお薦めします。
• 眼脂
  多くは結膜炎で点眼治療になりますが、学童では学校保健法による出席の制限にあたるものもありますので受診が必要です。過去に眼の手術をしたことがある場合、失明につながる危険がありますので、速やかな受診が必要です。目元が腫れている場合、涙嚢炎では放っておくと治り難くなることがあるため、早めに受診して下さい。
• 瞼が腫れる
  白目も派手に腫れて、軽い痒み以外に症状が無い場合には、放っておいても自然におさまることもあります。痛みを伴う場合は点眼治療の後、必要に応じて切開や注射などを考慮することもあります。身体の他の部分の病気でおこることもあり、眼科を受診した方が安全です。
• 飛蚊症
  突然に揺らめく半透明の浮遊物が見える場合、他に症状が無い場合は無害なことも多いですが、一度受診することをお薦めします。墨流しのような黒い影や視野異常などの他の症状を伴う場合は、早急な受診が必要です。
• 歪んで見える
  受診が必要です。特に中心が暗く見える場合、出血などでは視力の回復が悪くなる危険があるので、早急に受診して下さい。
• 物が２重に見える
  加齢によるものもありますが、脳動脈瘤などの脳外科的疾患の場合もあります。早急な受診が薦められます。

そのほか目に関することは何でもご相談ください。