アイフレイル
アイフレイル
フレイルとは「加齢に伴い身体の様々な機能が低下することによって、健康障害に陥りやすい状態」を指す概念です。健康と要介護状態との中間の段階として位置づけられています。フレイルを予防し、要介護にならないようにすることで、健康寿命を伸ばすことが目指されています。
厚労省は健康寿命延伸に向けた施策の柱のひとつとして「フレイル対策」を挙げており、2020年から「フレイル健診」が全国で開始されています。
「アイフレイル」とは「年齢を重ねていくことに伴った目の衰え」や「さまざまな目の病気や生活習慣の悪化」などによって、目の機能が低下している状態(低下のリスクが高い状態)をいいます。目の疲れやすさ、見えにくさなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたす可能性があります。
40歳を過ぎると、体力が衰えるのと同じように目も衰えてきます。歳のせいだから仕方ない、とあきらめていることも、もしかしたら、重大な病気の初期症状かもしれません。
アイフレイルは誰でもなる可能性があります。しかし、早期に発見し、適切に治療や対処を行っていくことで進行を遅らせることができます。
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◯ 目が疲れやすくなった
◯ 夕方になると見にくくなることが増えた
◯ 新聞や本を長時間見ることが少なくなった
◯ 食事の時にテーブルを汚すことがたまにある
◯ 眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが多くなった
◯ まぶしく感じやすくなった
◯ はっきり見えない時にまばたきをすることが増えた
◯ まっすぐの線が波打って見えることがある
◯ 段差や階段が危ないと感じたことがある
◯ 信号や道路標識を見落としそうになったことがある
最近このような症状は気になりませんか?
アイフレイルのチェックリストで2つ以上あてはまると、アイフレイルの可能性が有ります。
▼ アイフレイルのチェックリストでチェックしてみましょう ▼
最初は無症状、もしくは時々見えづらさや不快感を自覚する程度であったとしても
そのまま放置しておくと症状は進行し、重度の視機能障害に至ってしまうと回復は難しくなります。
早期に発見し適切に治療や対処を行えば、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。
ずっと一緒に頑張ってきた目の健康を振り返り、これからも快適な見え方を維持することで、
目の健康寿命を延ばしましょう。
アイフレイルで目の不調がある患者様に適切なケア(アドバイス・検査・治療)を行う眼科医として、アドバイスドクターに登録しています。
目の不調やご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。